マナシードとは、装備させてレベルアップさせることでユニットの成長率が上がるアイテムです。
マナシードには30回分のレベルアップまで使えるものと90回分のものがあります。
それぞれの主な入手方法は以下のとおりです。
30回シード…異界の迷宮、ガチャのおまけ、イベント報酬、姫石ショップ
90回シード…FgGファンクラブ特典、ガチャや姫石購入のおまけ、イベント報酬、姫石ショップ、ラグナロクからの指令、ファンキルメダルショップ
私の場合はあまりユニットを育てないのでファンクラブ特典とイベント報酬だけで足りるのですが、育てるユニットが多い場合は自分で集める必要があります。
姫石やファンキルメダルは他に使った方が良いので推奨しません。
異界の迷宮とラグナロクからの指令はともに期間限定で開催されるイベントですが、なんだかんだ頻繁に開催されています。
当然90回の方が使いやすいのですが、イベントではなかなか獲得できません。対して30回の方はステージをクリアすれば最低1個は獲得できます。その時に都合の良い方を回れば良いでしょう。
虹彩のマナシード効果検証
「成長率を上げる」と言われているマナシードですが、「殆ど効果はない」「お守り程度」といった意見をよく目にします。
ですが、実際のところどの程度の効果があるのか検証した例はあまり見ません。というのもマナシードやリリボン等が勿体ないので至極当然です。
ここでは敢えてマナシードもリリボンも体力もメタルキーもドブに捨てて検証してみたいと思います。
方法は単純に同一ユニットの転生を繰り返してマナシードの有無による成長率の差を比較するだけです。
マナシードの仕様が不明なので本当に同一のユニットで繰り返せば検証になるのかどうかは疑問の余地がありますが…。
また、マナシードには種類がいくつかありますが、今回は所持数が多いということもあって最も汎用性のある虹彩のマナシードを用います。
検証のベースとするユニットは、このエクスカリバーにしました。
理由としては、成長率が均一に近い王型であり、また、上限や成長率を考慮すると★がつきにくいと考えたためです。それによりマナシードの効果を最も検証しやすくなると判断しました。
まずはマナシードを持たせずに10回育成しました。
続いて虹彩のマナシードを持たせて10回。
やたらと運の成長率が良くて驚きました。
当然ですが全て未使用のマナシードを使っています。
それぞれの魔、更に虹彩に関係のないHPと運を抜いた5つの成長率を合計し、差や平均等を計算してみました。
このように、平均すると1度の育成あたり18.2の差が生じ、ピン数としては0.2となります。5つのステータスで計算したので1つあたり4～5上がるということですね。
t検定を行ってみたところp=0.0004となりました。簡単に言うと「シードの効果が無い確率は0.04%」ということです。
「効果が無い確率58%」なんて結果が出たらどうしようかと不安でしたが、意外とはっきりとした違いが出たように感じます。と言うかシードありで2回試した段階で既に5%を下回っていました。
シードを使った場合、守や精に★がつくことが多かったので実際にはもっと差が出るものと考えられます。
では、なぜ効果が無い等言われているのでしょうか。
気のせいだと言ってしまえばそれまでですが、恐らく最近のユニットは元々成長率が良いのでマナシードの効果が小さいのだと予想しています。
例えば、マナシードの効果が”レベルアップ時にステータスが上がらない確率を半分にする”ものだとします。
エクスカリバーのレベルアップ時にステータスが上がる確率を50%とすると、シードを持たせると75%に上昇することになります。一方で最近の成長率が良いユニットは80%とすると、シードを持たせると90%になります。
したがって、エクスカリバーの場合25%上がっていたものが10%しか上がらなくなるのです。
もっとも、再度書きますがマナシードの仕様は不明であり、この仮説が正しいかどうかは分かりません。いつか他のユニットでも検証したいところですが、今回スクリーンショットを撮り忘れてやり直した分も含めマナシード11個とリリボン22個とメタルキー240個を消費してしまったため、物資が潤うのを待つことになりそうです。